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スタッフ日記

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菊田浩製作楽器による演奏会・楽器説明会 ~クレモナからの響きⅡ~ 催事終了報告

平成261129日(土)

菊田浩製作楽器による演奏会・楽器説明会 ~クレモナからの響きⅡ~

大好評のうちに終了致しました。

今回は、イタリアで弦楽器製作をされている菊田浩さんが製作したヴァイオリン3挺、ヴィオラ2挺、そして今回の演奏会のために、クレモナの製作学校時代、ロレンツォ・マルキ先生と共に製作されたチェロに、10年ぶりにニスを塗って仕上げてくださりました。そんな、菊田さんの想いが注ぎ込まれた弦楽器をメインに、ハープ、フルート、ファゴットが加わった、本格的な室内楽演奏会となりました。

~ 当日の演目 ~

「楽器説明会①」

楽器説明 菊田 浩(弦楽器製作家)

進行 山本 岳志(宮地楽器)

1. ディヴェルティメントK.563

作曲 W. A. モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart

演奏 須賀 千浪(Vc.) 原瀬 万梨子(Vn.) 西村 壮(Vla.

「楽器説明会②」

楽器説明 菊田 浩(弦楽器製作家)

2. 二つの間奏曲

作曲 J. イベール(Jacques Ibert

演奏 田中 淳子(Hp.) 田所 博(Fl.) 西村 壮(Vn.

3. フルートとハープの為の協奏曲K.299

作曲 W. A. モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart

演奏 田中 淳子(Hp.) 田所 博(Fl.) 後藤 一宏(Fg.) 須賀 千浪(Vc.

江口 志保(Vla.) 原瀬 万梨子(Vn.) 西村 壮(Vn.

菊田浩さんと、山本岳志さんによる楽器説明会は、まず、菊田さんがどのようにして弦楽器製作家を志され、製作家としての道を歩み始めたのか。そして、ヴァイオリン製作の過程を、貴重な画像でご紹介くださいました。

その後、西村真也さん(松山モーツァルト会会長)による演奏曲の説明があり、演奏が行われました。

後半の部最初は、ヴァイオリン3挺の、音の違いをお楽しみいただきました。弦楽器のあたたかな響き、やわらかな響き、同じヴァイオリンでも、モデル(型)の違いなどで、音の響きが違うことに、ご来場の皆さまも感動いただけたようでした。

演奏では、ハープの優しい音色、フルートの伸びやかな音、ファゴットの温もりのある音が、演奏会全体を支えてくださいました。

ご来場の皆さまにも、室内楽の演奏と、楽器本来の音の響き、そして、菊田さん、弦楽器製作家が楽器一つ一つに込めた思いなど、お楽しみいただけたのではないでしょうか。

ご来場誠にありがとうございました。