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スタッフ日記

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第10回ピアノ分解教室 催事終了報告

平成29年8月6日(日)

「第10回ピアノ分解教室」を開催いたしました。

年に1回の大人気イベントであるピアノ分解教室。今年は午前の部・午後の部共に33名と、定員を上回るご参加をいただきました。
調律師で塩見調律事務所代表 塩見浩和さんが、ピアノを分解しながら「歴史」や「仕組み」について、楽しく丁寧に教えてくれます。

小さなお子さんも一生懸命メモを取ったり、写真で記録したりしていました。
ピアノの仕組みを目で見て、手で触れながら体験することで、ピアノや音楽の魅力を感じていただけたら嬉しく思います(^^)

会館にあるスタインウェイピアノから鍵盤が外された瞬間は、大人の方々から思わず驚嘆の声が聞こえました。
専門家の方や、習われている方だけでなく、普段ピアノに触れる機会のない方にも
年齢を問わず楽しんでいただけたのではないでしょうか?

今回「調律師 塩見さんに聞いてみたいこと♪」の企画におきまして、時間の都合でお答えできなかったご質問にお答えいただきましたので、こちらに掲載いたします。

 

Q.ピアノの調律について、音程を正確に合わせ、響きを美しくするという認識でした。先日「羊と鋼の森」を読み、音色やタッチまで、調律によって、好みに調整できるという内容に驚きました。漠然としたことになりますが、調律によって、本来のピアノに対し、どの程度調整ができるのでしょうか?

A.調律で音律を正しくして響きの良い音をつくり、整調(せいちょう)といって、鍵盤の動きに対してアクションが連動している各部品を約20工程ほど調整できる作業がありまして、様々なご希望のタッチや鍵盤の動きを調整によりつくることができます。

 

Q.調律師になるには免許がいるのですか?

A.各メーカーのアカデミー(調律学校)のカリキュラムを終了する必要があります。

 

Q.調律すれば、(ピアノは)永久的に使えるのですか?ピアノは何年くらい使えますか?

A.ハンマーや弦などの消耗部品以外(本体、鍵盤、響板など)は、100年は使えます。消耗部品(ハンマーや弦など)は使い方で寿命が違いますが、一般的な使い方(一日に1時間~2時間)なら30年~50年は使えます。そして消耗した部品だけ交換すればまた30年~50年は使えます。

 

Q.ピアノの種類はどれくらいありますか?

A.ヤマハ、カワイ、ベーゼンドルファー、スタインウェイ、ベヒシュタイン、プレイエル、ホフマン …他、合計約15~20社くらいございます。

 

Q.しおみさんはむかしといまもピアノがすきですか?

A.はい。そうです!!30年以上ピアノに向かって毎日お仕事をしていますが、あきることもなく、どんどん好きになっています。

 

以上です。皆さまご質問ありがとうございました!

 

次回ピアノ分解教室は、2018年8月5日(日)の開催予定で、募集開始を、6月中旬~7月末で予定しています。
ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください♪